投稿日:2026年1月26日ショールームスピーカーについて①

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、新年最初のお話は昨年稼働を始めましたショールームのスピーカーにつきまして。

色々とお伝えしたいこともあるのでいくつかに分けてお話をさせて頂きますね。

 

今回の内容はスピーカーのレイアウトについて。

ホームシアターにご興味をお持ちの方は必ず耳にするスピーカーレイアウトの言葉、サラウンドの5.1Chとかはたまた13.2Chとかいろいろ言われるアレのことですね。

 

サラウンド - Wikipedia

 

基本的な考え方はすんごく長くなるので上記のページにお任せして(怒られるのかしら)、皆様はとりあえずはスピーカーの並べ方とその数のこと、なんか数が増えると有利なんだなというくらいの認識で最初は問題無いかと思います。

さらに言えばサラウンドフォーマットが並べ方で影響を受けるんだなというのを覚えておけば入門者様的には完璧と言っていいでしょう。

サラウンドフォーマット(ドルビーアトモスとかも)何れ触れますので今回は並べ方について。

 

当ショールームはその考え方で行くと8.1Chのドルビーアトモス対応レイアウトという形をとっています。

フロントセンターを使用しない、天井にリアサラウンド(SL/SR)を埋め込んだレイアウトといったところですね。

詳しい方はこの時点でおや?と気づく方もみえるでしょう、そうですサラウンドレイアウトでは重要と言われるセンタースピーカーを敢えて使用していない変則的なレイアウトをとっているんですね。

 

※見事にセンタースピーカーが有りません

※見事にセンタースピーカーが有りません(笑)

 

通常、5.1Chレイアウトという基本レイアウトが先ずベースにありまして、正面側に3つのスピーカー(L/R/センター)・後ろの左右に2つのスピーカー(SL/SR)・低音再生用としてサブウーハーを0.1Chとして使用します。

その中で映画などの再生に最も重要なのがセンタースピーカーと言われますが、これは映画再生時に発声されるセリフのほとんどをセンタースピーカーが受け持つからという事がその理由です。

 

なんと当ショールームは正にそのセンタースピーカーを使用しないというまさに暴挙ともいえるレイアウトを採用、これでは各方面から袋叩きにあってもしょうがないという状況ですね(笑)。

 

さてここからは何故そんな無謀なレイアウトを採用したのかという理由に触れていくのですが、それにはいくつかの思いが有ります。

先ず、サラウンドレイアウトというものはステレオ再生の派生・熟成から生まれているということ。

皆様もお聞きしたことがある単語かもしれませんが、スピーカー再生にはモノラル再生(スピーカー1台)からステレオ再生(スピーカー2台・L/R)と進化してきた歴史があります。

そして人間の耳は左右に2つある事から聴感上ステレオ再生との相性が非常によく、そんなことからステレオ再生が究極ということでとことんこだわるオーディオユーザー様(シアターユーザーにも!)は非常にたくさんいらっしゃいます。

 

そんなことからフロントのL/Rスピーカーをきっちり再生することが出来れば音像(定位といいます)はちゃんと真ん中から聴こえてくる、むしろ非常に「自然に」聴こえてくるということに挑戦しています。

尚、この際センタースピーカーの受け持つ再生音はAVアンプの機能によりフロント左右にて対応しますので悪しからず。

そしてこの「自然に」ということがもう一つのキーワード、当ショールームは最大138インチのシネマスコープサイズという中々に大きな映像サイズを採用しています。両翼で4mにも及ぼうかという幅でしかも縦方向にも大きな映像がある場合にはセンタースピーカーは半ば必然的に中央床面に置く形になります。

そうなると耳の良い方ですと映画等のセリフが床面方向から聴こえ、映像と音像定位のずれ(下から聴こえる)が違和感として発生してしまい、非常ストレスになってしまうという状況が発生します。

この点、ステレオ再生は正に左右のスピーカーの真ん中に音像定位するため非常に映像との親和性の高い効果が得られます。

勿論これは左右のスピーカー、さらには他のサラウンドとのマッチングや調整が非常に重要となるため簡単にはいきませんが、当ショールームは真摯に向き合い調整を追い込んでこの問題をクリアしています。

お陰様でご体感頂いた方ヘビーユーザー様からも全く問題無し、むしろ大画面での視聴時はレイアウトによってはこれはアリだねなんて高評価を頂いております。

 

そしてこれはフォローでもあるのですが、基本的にセンタースピーカーは当然のことながらあった方が良いです(笑)

コストを含めて色々な意味でバランスがとりやすいこと、特に左右の使用スピーカーのクオリティのハードルが上がりますので劇薬ともいえるこのレイアウトですが、セッティングが決まれば高い音像効果が得られるために大画面(参考までに120インチ以上)のユーザー様には設置状況によっては一考の余地があるかと思います。

 

勿論、さらに大きなサイズの場合や映像と音像定位をさらに拘りたいというユーザー様には、サウンドスクリーンという映像再生とのコラボには最強というレイアウトもありますがこちらのお話はまたの機会に。

 

長くなりましたが、要約するとレイアウトよりも映像と音像定位との親和性をとことんまで突きつめた結果落ち着いたハードルの高いドMレイアウトに挑戦したということです(笑)。

 

中々特殊だとは思いますが、理由なんてスピーカーレイアウトに疑問がある方や機材の置き場所に困ってるんですよなんてくらいで十分、きっと参考になりますので是非遊びに来てくださいね!

 

 

A.S.P

鈴木 博賀