投稿日:2022年8月18日続・スピーカー選びについて
先回、スピーカー選びについて触れましたが今回はさらに踏み込んで。
少々専門的なお話になるかもですが、興味ございましたらご一読を。
先回のまとめにて↓
①「どこで」「どのように」を明確に
②そのシチュエーションでの最大サイズから、ワンサイズ小さいものを選択(重要・サイズ・予算含めて)
③可能な限り外部アンプを使用する
とお話しましたので、今回は①についてお話します。
「どこで」「どのように」なんて、そんな解りきったこと聞くんじゃねーという声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?
長年この業界で色々な相談を受けますが、ネガティブな相談の内容の8割くらいはここで躓いています。
実はスピーカーという機材は設置環境に驚くほど影響を受けます。
例えば同じ機材でも「リビング」と「専用室」では再生される音に違いが出ます。
そして例として「リビング」で「テレビ視聴」で使用する場合と、「専用室」で「シアター視聴」とでは向いている機材が違うということにもなります。
勿論聞こえ方には個人差がありますし、オールラウンドに使える機材もあります。
しかし現状をネガティブに感じる方は先ずここを見直すと良いかと思います。
特にご自身で情報を集めたり、機材のスペックを重視される方にこの傾向が強いので、気になる機材を見つけた場合は実際に取扱をしているお店等に問い合わせてお話を聞いて指標を増やすと良いです。
何故こういったことが起きるのかというと、音というのは空気の振動です。
お部屋におけるオーディオ再生の場合、当然その環境の影響を受けます。
リビングと専用室ではお部屋の形状や使用している家具等違いがあることも多く、さらに実際に視聴している位置や使い方にも違いがあります。
そういった場合に機材の違いが看過できない差になる事があり、それがストレスになる事もあるんです。
私の経験上、いい音でないな、音場が良くないなという時は大体の場合ここで選択ミスをしている事が多いです。
それでも機材が悪いということもあまりないので、困ったなぁと思ったらショップの方やメーカーに先ずは相談しましょう。
勿論当店に相談していただいても構いませんので、遠慮なく思いをぶつけて見てください(笑)
次回は②について、サイズと予算について触れていこうと思います。
A.S.P(Aurora Siesta Project)
鈴木 博賀(シエロ)